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数多くあるブログ記事のうちのひとつ

 今、ふと自分の人生をゆっくりと思い返せば、僕の人生は、映画を作る度に、その映画によってぐにゃりとねじ曲げられてきた。その映画を通じて新しく出会う人、その映画が精神的に自分に与えた影響などなど、「この映画を作らなければこんなことにはならなかったのにな~」と(良くも悪くも)毎回感じる。

 映画を作る度に何かしらの人生のハプニングが起こり、予想もつかない方向に人生が転がっていく。そう思うと、やっぱり人生は映画だし、映画もまた人生なのだ。もう最近、そのことに疑いの余地はなくなってきた。余地どころか生地も土地もなくなってきた。

 10日、某高校の校舎で青春映画を撮る。適当な恋愛を無難にこなす青春映画ではなく、失われた青春をもう一度取り戻そうとする男の物語だ。アリス時間の旅や、21&22ジャンプストリートで描かれる「過去のトラウマとの決別」というテーマに最近すごく興味があって、是非今回、自分で少し掘り下げてみたいと思った。

 今回はロケ地が高校の校舎であることに加え、主演二人も高校生、そして自分とは別のカメラマンがいるという現場。常に自分の映画では自分がカメラを回していたので、めちゃめちゃ新しい試みに緊張する。緊張するとは言っても自分が言いだしたことなんだけど。

 カメラも楽しいし、脚本も楽しいけれど、本当に「演出」にだけ集中したいという思いがある。ただ自分の目の前にある「物語」を、どう語っていくか、どう見せていくかということにだけ興味がある。その空気感、演技のニュアンス、なんか今もうめちゃめちゃ書くのしんどくなったからやめる。

 人っていうのは、濃密に関わり合えば関わり合うほどめんどくささを感じてしまうものですね!