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今年と来年

 目標というものは掲げてみたところで、明日にもまたすぐ気が変わって自分にとってまるで意味をなさないものになってしまうのではないかという懸念が常にあるが、それでも何らかの目標を立てておくことは決して悪いことじゃないんじゃないか、みたいなことを今日起床した瞬間にぼんやり思ったので、今年の目標をダラダラと書き連ねていくことにする。

 去年はたくさんの映画を観て、たくさんの映画を作った。作った映画に関しては(映画祭などでは)何の評価も受けなかったけれど、周りに褒めてくれる人もたくさんいたし、かなり自信になった。なので今年もこれぐらいコンスタントに映画を作っていきたいと思う。そして必ず何らかの賞を勝ち取りたいと思う。

 ただ映画にばかり向き合っていても段々吐き気がしてくるので、今年は映画以外のこともたくさんしたい。これは別に映画の道に進まなかった時のための保険だとか、そもそも映画に飽きたとかそういう話ではなく、映画を作る上で始終映画のことばかり考えていてもしょうがないし、精神衛生上も良くないということだ。

 人として様々な経験をし、様々な挑戦をし、それらがちゃんと肉となり血となり、初めてじぶんの表現としての「映画」になる。映画のことばかり考えていても「映画」を撮ることはできないのだ。

 だから今年は様々なことをしたいし、様々な人に会ってみたいと思うのだ。もちろん相手がいるのなら恋愛だってしてみたいし、楽譜すら読めない状態だけれど音楽だって作ってみたい。去年に引き続き小説だって書きたいし、漫画だって描きたいし、演技だってもっと深めたい。自分という人間の可能性を無理やりにでもグイグイと広げていきたいのだ。

 だから今年の目標はやっぱりない。目標を作ったところでその目標の枠に賢くまとまってしまうような気がして、何だか恐怖を感じる。だから目標なんか関係なしに、自分の生命が綺麗さっぱり燃え尽きるまで、散々散漫にいろんなことに挑戦していこう!ってのが自分なりの2016年だ。2017年は笑顔で初日の出を見たい。そのためにも頑張らねば2016年!