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昔に書いて気持ち悪かったので公開していなかった記事

 僕は今どこにいる?大学の講義室にいる。よく映画やドラマなどの大学の風景として登場する大きな大きな大ホールの講義室、ではなく高校の教室と何ら変わらないサイズのしょうもない部屋で、先生のお話を聴いている。先生は二日酔いらしく、声はガラガラ、大学生たちはぺちゃりくちゃりと喋っている。

 前の席に座っている二人組の髪を染め上げてワックスで固め上げている男子大学生、ずっとずっと合コンの話をしている。僕だって大学生になれば合コンぐらいすると思っていたし、彼女ぐらいすぐにでもできると思っていた。僕は銃を片手に奴の後頭部を狙い撃ち!

 彼の後頭部にはぽっかりと穴が開き、その穴から真っ赤な血が勢いよく飛び出す!スローモーションでその血は四方八方へと飛び散り、女子大生の頬、先生の額、黒板、窓ガラス、電球などに等しく同じ量だけ飛び散る。教室は一瞬にして綺麗な極彩色に彩られる。僕はもうひとりの男子大学生の首筋を打つ!

 こんどは真緑の血が飛び散り、赤い血の上に重ね塗りとなり、補色作用でお互いの色の美しさが一層引き立てあう。僕はその色味の美しさを目で堪能しながら、銃をなるべく音を立てないように机の上に置く。不穏で重厚な音楽がスピーカーから流れ始める。物語の歯車がギシリギシリと音を立てて動き出す。僕の背後をやや俯瞰で捉えていたカメラがぐるりと僕の周りを半周し、僕の表情を捉える。そして暗転、この映画のタイトルが静かに浮かび上がる。

 悲鳴すらも聞こえないほどにやかましいBGMと共に物語の幕は切って落とされ、この映画は拍手喝采に迎えられる。散々、バカにされコケにされてきた人たちの復讐劇、人類最大のリベンジが今、始まろうとしている。心の準備はできているか?覚悟はいいか?これから始まる物語は「人類の進化」だ。そしてこの物語は神話化するのだ。その神話化する瞬間を、貴方は目撃するのだ!まるで爆発するように血が宙を舞う。血のように真っ赤なドレスを着た女性が華麗に舞うように、世界中の全てが舞い踊り、過去の生ごみは全て溶け去り、美しさと可憐さだけが世界に残る!うわあ!

 

たぶん去年の11月頃に書いたやつだけど、今読み返すとなかなか面白いというか、今の自分にはもう到底書けない文章で笑いがこみあげてくる。人は成長するんだなあ…確かに成長してるんだなあ